自分の人生を何に賭けたいのか
自分の人生を何に賭けたいのか以下は、孫氏が講演で熱い想いを聴衆の若者たちへ語りかけるワンシーンを描写しました。
一度じっくり考えて欲しい
自分の人生って何だ
自分は何の事を成したいんだ
これだけは忘れないでほしい
人生は一度しかない
どうぞ。
熱き情熱と志を若き人材へ伝える
「この人おかしい」「気が狂っている」
入社して1週間で、早々にアルバイト社員は会社をやめました。
このために自分は人生をかけると決意した、それがソフトバンクであります。
1,000万円の資本金で起業します。
これからは情報革命の時代になる、コンピュータを使って、コンピュータの力で、マイクロコンピュータで情報革命を起こす。
世界中がデジタル社会になる、デジタル情報革命を起こすんだ。
30年後の、我が社の姿を見よ!
(創業初日の朝、彼はミカン箱の上にあがって、熱く志とビジョンぶち上げました)
一丁二丁と豆腐を数えるように、一兆二兆と数える会社にするんだ。
一兆以下など数字ではない、
一千億とか五千億とかなど物の数ではないんだ。
一兆二兆と数える単位でこそ、始めて物の数になるんだ。
そんな規模の会社にする、世界中の人々に情報革命を提供するんだ。
人生の大勝負に出る
そんな熱き思いで、彼はソフトバンクを興したのです。その、あまりにも壮大なる野望と破天荒な数字に呆れ果てたバイト社員二人は、すぐに会社をやめてしまいます。
こんな福岡ごときで、それもエアコンもない扇風機だけ回っているような小さな事務所で。
むさ苦しい蒸し暑い部屋の中で、奇想天外な熱い話しを延々聞かされたわけです。
「なんじゃこれは」 「気がおかしいんちゃうか」
しかし、志は一瞬もひるまなかった。一回も変わらなかったと孫氏は回想します。
そんな稀代の経営者は、創業してすぐに勝負に出ます。
人生2回めの勝負です。
大阪で開催されたエレクトロニクスショーに、自社を出展したのです。
(一回目の勝負は、高校生で単身アメリカへ留学。自動翻訳機の発明開発に成功、1億円を手中に)
【以下は講演から】 これから世の中にはパソコンという代物が出回る。
パソコンにはソフトが必要となる。ソフトバンクは、そのソフトを販売します!
こうやって名乗りを上げるのに、800万円使っちゃった。
併せて、「それで、どんなソフトがあるんじゃ?」と言う事になるので、次にソフトのカタログ本を作った。
これに200万以上かかった。
つまり会社を作って、わずか一ヶ月で1,000万円すべてを使ってしまったんです。
一か八かの大胆不敵なる挑戦
「なんちゅう無謀な」「でも名乗りをあげると言うのはそういうこっちゃ」
「後は何とかなるさ」
当時は、そう思えるくらい若かった。
それでお客さんが来なかったら(大阪エレクトロニクスショーの孫氏のコーナー)、もうそれで終わってしまう。
で、誰も来なかった。
そして一週間たったら、一本の電話がかかってきた。
「孫さんですか。上新電気と申します」
「エレクトロニクスショーで孫さんの展示コーナーを見ました」
「驚きました!素晴らしい!ぜひ取引させてください。」
言う事で、取引が始まりました。
そこからいっきに(彼が語気を強めて話す)うなぎのぼりで、売り上げゼロから一年ちょっとで年商30億までに成長したのです。
【ここまで】
いかがでしたか。
孫正義と言う類いまれなる商才と叡智には、もはや脱帽の念を禁じえません。
何ともスケールが凄すぎます。