【ベートーベンの名言】苦難を絶える姿+出口を見据える意思

投稿者: | 2020-01-23
偉人の名言、今回は世界中で知らない者はいないであろう、大天才作曲家ベートーベンです。

その壮絶な生き様から生まれた彼の名言・格言は、名だたる偉人の中でもひときわ鋭い光を放ちます。


ベートーヴェンが残した手紙やメモ書きなど筆跡そのものが、既に人類の財産とも言える価値なのです。

その中から、より心に響き渡る名言をご紹介しています。

音楽家にして両方の聴力を完全に失った後も、たゆまざる不撓不屈の精神力を持って苦難の人生に立ち向かっています。


【優れた人間は、どんなに不幸で苦しい境遇でも黙って耐え忍ぶ】

この意味するところは、「苦境の向こう側に待っている『苦しみから脱した自分』を見据えなさい。」

「グダグダと不満や愚痴ばかりこぼさないで、忍の一字でじっと我慢を続けないといけないんだよ。」

そう諭しているように感じます。


人は逆境や困難にぶち当たると、性格上ふたつの立場に分かれます。

【悲観派】と【楽観派】

おそらく多数を占めるであろう悲観派は、悩んで苦しみ考え込みます。

  • 「何てついてないんだ」
  • 「大変な事になってしまった」
  • 「終わった」
  • 「マジ最悪」
愚痴と不平不満がエンドレスに続きます。


一方、少数に思われる楽観派はこうです。

  • 「なんとかなる」
  • 「大丈夫」
  • 「たいしたことではない」
  • 「これでいいのだ」
そこには、不安や心配が見られません。もちろん愚痴は、こぼしません。

とにかく、起こってしまった事実に対してあまり深刻に考えない。

「良い意味で」いい加減であり適当なのです。


しかしながら、『どちらがいいのか』という線引きは無意味であって、悩むも人生、あっけらかんも人生なのです。

こっちが偉いそっちが劣っているではない。


『どんなに不幸で苦しくとも』の限りない重み

この部分に、大変な重みと重圧を感じます。

ベートーベンが後世に残した「光り輝く音楽の森」は、まさに音楽家の命と言える聴力を失う悲劇に見舞われ、自殺をほのめかす遺書まで書きしたためた人類の叡智です。

『黙って耐え忍ぶ』は、そんじょそこらの我慢とは全く次元が違うことは明白です。

かの天才作曲家には、苦悩の先に見える勝利と栄光の輝きが見えていたのでしょう。


そうでなければ、神とも言える奇跡の音楽を作曲し続けることなど不可能です。

神様は、時として天才をこの世に送り出すものなのですね。


ベートーヴェンの名言に関連する、こんな金言も残されています。

ひとかどの人物は、不幸のどん底にあっても、その向こうある何物かが見えてくるのですね。

それが、これです。

彼の名言は、その言葉が意味する領域を、はるかに超えています。