正確には、【LifeForce8】と言い表します。
直訳すると、「生命の力」です。
生きていくためには必ず必要とする、8つの生命力ですね。
これとは別に、「マズローの欲求段階説」と言われる自己実現段階説があります。
マズローの段階説が、「自身の自己実現に向かって心身共に成長していく」事を5段階に区別して説明しているに対し、LF8は、読んで字の如く8つの区分けです。
エモーショナル・マーケティングの源、8つの感情ニーズ
エモーショナル・マーケティング(感情マーケティング)は商品・サービスそのものの魅力を伝えるものではありません。購入見込み者へ対し、感情そのものへダイレクトに呼びかけて揺さぶるのです。
商品・サービスに対する需要(ニーズ)が存在していないのに、なぜか商品・サービスが欲しくなる。
ヴァンス・パッカードは、この欲求は人間の無意識に潜む8つの感情ニーズが関係していると言っています。
- 【情緒安定】
不快なことや恐怖から解放され、変わらない幸福や安全に対する心理です。
平穏を求める欲求へとつながります。
- 【価値に対する安心感】
自分や自分の持っているものの価値が変わらないことを求める心理です。
他の人間から価値を保証されることへの欲求へとつながります。 - 【自我を認められることへの満足感】
自分を認めてもらうことを求める心理です。他人から賞賛されることへの欲求につながります。
子供はこの欲求が強いものですが、大人であっても他人から褒められることは嬉しいものです。
- 【創造への興味心】
自分で何かを作り上げることを求める心理です。
積み木やレゴブロックで遊ぶ面白さはこの心理によるものです。
自由に創造することへの欲求ですが、同時に創造性の高いものに対する憧れにもつながります。 - 【愛】
人は愛したい、愛されたい生き物です。
人形、テディベア、ペット…日本語ではこの概念がはっきりとあらわれており、大切にしている物のことを「愛用している」と表現します。
親と子供の愛や、物を大切にするという概念など、愛に関わるものを無意識的に求める欲求へとつながります。
- 【権力意識】
他人より上に立ちたいという心理です。他人に使われるより使いたいという思いや、他人より優れた物を所有したいという心理です。
またそうした権力を失いたくないという意識も働きます。
信頼性が高く頑丈な道具や歴史ある銀行の預金口座など、自分の持っている立場や力が安全であればあるほど満たされていると感じます。
- 【帰属意識】
自分が属している集団への愛着心です。同窓会への親愛や愛社精神、愛国心など、集団との縁を大事にしたいという欲求につながります。
伝統的なものへの憧れも、この心理から生まれていると言われます。 - 【不死への憧れ】
おそらく、私たち誰もが感じる最大の恐怖は「死」です。
今のところ死から逃れられる方法は無く、不死を信じる人はほとんどいないでしょう。
そのため人は、自分の子供を持ち未来へつなげようとします、本を書いたり起業したり名声によって自分の死後も名前が残ることを求めます。
「不死への憧れ」とは「死への嫌悪」とも言えます。
若く見えようとしたり、自分が老いたことマイナスの感情を感じたりします。