ノウハウコレクターの【悪い特長6つ】
情報商材は、対象とする情報自体に価値があるものとして販売する無形の商品です。無形ですからネット販売に適しており、その金額は数千円~5万円くらいが一般的です。
これが塾形式で3ヶ月から1年間の間入塾する形の場合は、数万から50万、完全に個別指導するコンサルティングでは100万円もの大金を請求する商材も珍しくありません。
たとえ100万円を支払ったとしても、その後に毎年100万稼げる力を身につけられるならば安い初期投資だと言う訳です。
さて、ノウハウコレクターには共通する心理状態がいくつかあります。
まず例外なく、下記のようなとんでもない思い込みや勘違いをしている場合がほとんどな実態なのです。
①「楽して稼げる」と思い込んでいる
情報商材の販売サイトやブログには、まず例外なくこの類いの言葉が盛り込んであると言っても過言ではないです。「楽して稼げる」
この「楽して」が、とてもとても重要ポイントなんですね。
この表現自体は、間違いではなくて事実を表現しています。
たとえば何がしかのアフィリエイトに取り組む場合、早い人で数ヶ月~1年程度で月数万円の報酬を得るようになります。
さてこれが2年め3年目となると、数日間なにも作業をしなくても、毎日数千円~数万円の報酬が自分のブログから発生するようになる可能性があるのです。
まさに「楽して稼いでいる」状態になるんですね。
なので、この表現自体はウソではなくて真実です。
ただ、ノウハウコレクターの大きな勘違いは、商材を買ってものの一ヶ月程度で直ぐに「楽して稼げるはず」と、とんでもない思い違いをしているのです。
断言します
そんなノウハウは、ありません
あったなら、それこそ詐欺まがいです。
その商材の販売者は、毎日地道に作業を淡々と続け、試行錯誤も繰り返したうえで、そのノウハウを文章にまとめて販売しているのです。
要するに、最初は凄く努力して作業しています。
これも先ず、例外はありません。
②「○○するだけ!」に舞い上がる
これも、典型的なコレクター症候群ですね。「毎日○○するだけ!あーそれで稼げるなら楽チンじゃん」
そう早とちりする。とんでもない勘違いです!
とにかくも「そんなに作業しなくても稼げるノウハウが必ずあるはず」と言う大幻想を抱いているのがコレクターの大きな特徴です。
そんなノウハウは、ありません。
たとえばこうです。
「あなたがやることは、記事を書くだけ」
「毎日○分作業するだけ」
記事を書き続けるのが一番難しいことなのに、「○○だけ」に踊らされて「実際はどうなのか」と言う肝心な部分には意識を向けようとしない。
「最初から1日○分しか作業しないで稼げるようになる」なら、世の中誰も働かなくなりますね。
ネットビジネスは別次元だと錯覚しているんですね、コレクターさんたちは。
ネットであろうが何であろうが、がむしゃらにやらないといけない時期は当然あるのです。
③「ごく短期間で稼げる」と錯覚している
ネットビジネスはもちろん、世の中のどんなビジネスであっても、ほんの1ヶ月程度チョロチョロと遊び程度の仕事量で月○十万円を稼げるビジネスなど存在しません。あまりにも当然です。
それを期待するなら、宝くじなりロトシックスなり買った方が余程いい。
どうぞ夢を買って下さい、でもそれはビジネスではありませんね。
高額当選する可能性ゼロではないものの、限りなく低いのが現実です。
夢を買うのも悪くはないですが、確実な未来を実現させるべく「優良商材を買って」正しい方向へ地道に進んだほうが千倍も有意義ではないかと思います。
④「少ない作業量で済む」と勘違いしている
そもそも論として、何事も初めからスムーズに作業が進められる人などは、ほんの一握りしかいません。私も含めて、大抵の一般的な方々は、始めはぎこちなく作業も遅く、悩み迷いながらも何とか進んでいく場合がほとんどなのです。
そもそも、実社会の仕事自体がそうですよね。
採用された当初3ヶ月間程度は、試用期間を置く会社が多いのが実態です。
給料も、試用期間対応で支払います。
それは止むを得ないですよね、仕事がまだ出来ないレベルなのですから。
それと同じです。
ネットビジネスも、スタートしていきなりグングンスピードアップ出来る人は、ごく一部の人達だけです。
そもそも少ない時間で楽して働こうなど、初心者レベルで考える事ではないのです。
「苦労は買ってでもやれ」「損して得取れ」なのです。
先人は、本当に的を得た真理を言ったものですね。もちろん苦労は損ではありません。
⑤「メール一通だけで稼げる」と信じている
誤解を生まない為に、前置きしておきます。メール一通を送って50万や100万円を一日で稼ぐアフィリエイターは、実際ネットビジネスでは普通に存在しています。
それも結構少なくない数ですから、「メール一通で○○万円稼げる」
これは詐欺まがいどころが、まったくの事実です。
業界には凄い方がいて、一通のメールで1億円を稼いでしまう猛者もいるくらいです。
で、ここからが肝心ですが、実際にはただ単にメール一通送っているだけではありません。
数回にわたるメールを見込み顧客へ送り、クロージングの一通を送って売り上げを叩き出しているのです。
もちろん数回のメール以外にも、メルマガで読者さんを増やしていったりブログ記事を更新しながら日々質と量の向上に努力しています。
その上での、「一通のクロージングメールを送って○○万円稼いだ」となっているのです。
あまりにも当たり前なお話しですが、ネットビジネスはそんなに甘ったるい世界ではありません。
⑥クリックだけで稼げると真に受けている
これもネット上にはよく見かける情報商材の誘導ワードです。わずか7クリックするだけ! 毎日○クリックで月収○○万円! 成功者続々排出中!!
まあこんな感じですね笑
結論から言いいますと、最初から数クリックするだけで稼げるビジネスなど存在しません。
そんな類いの商材に興味を持つのは、この際やめたほうがいい。
「あなたの貴重な時間をゴミ箱に捨てる」と同じくらいムダになるだけです。
今のわたしなら、あまりにもバカバカしくて開いた瞬間に閉じます。
そんなブログを見るのは、誠に持って時間のムダですから。
体験談として、以前にこの手の商材に興味を持って、質問メールを送った時がありました。私もまだまだ、経験不足で若かったのです。
かなりこと細かに質問を浴びせたメールでしたが、返信は何ともあっさりした内容です。
「実績者がちゃんといるから心配ない」この類いしか書いてありません。
2回目に再度メールした返信は、「ヤル気のない方には購入して頂かないほうがお互い賢明と思います」と来ました。笑
しょせんその程度と言う事です。
ノウハウコレクターはクレーマーが多い?
これは結構、言い当てている事実だと思われます。商材を買ってはホッタラカシ、また買っては作業せずを繰り返すノウハウコレクターは、往々にして上記のような傾向が大きいです。
それで、クレームの内容はと言えば、
- 「書いてあった事と全然違うじゃないか!」
- 「まったく稼げないがどうしてくれる!」
- 「簡単に稼げるなんて大うそ!」
書き出したらキリがありません。笑
うえの5項目は、そのどれもが「一般常識的に少し考えれば「これは変だぞ」と気付くはず」なのです。
それを「ネットビジネスは別物」と、とんでもない勘違いをしているのが諸悪の根源なんですね。
購入は自己責任で行うのが、大人の世界と言うものです。
商材の内容をしっかりと見極める事を何もしないで、購入後に騙された詐欺だとグダグダこぼすのは如何なものかと感じます。
それは、購入者にも一定の責任がありますし、クレーマーと言われても仕方ありません。
もちろん故意に悪質な販売者は、罰せられるべきです。それは犯罪ですから。
しかし、あまりに甘すぎる話しにあっさり乗っかってしまった購入者にも、自己責任があるはずです。
それを棚に上げて、文句ばかり言うのは大人の対応ではありません。
少し手厳しい意見ですが、とにかく自己責任の意識をしっかり持って、購入するおりには慎重冷静に判断するよう心掛けることが必要です。
【そこから脱出する唯一つの方法とは】
次々に商材を買い漁ってしまうノウハウコレクター。ここから脱出して、正常な購買感覚を持つにはどうすればよいのか。
それは単純明快です。
上記の【6項目の真逆】をしっかり意識するのです。
「そんなに簡単に意識できないよ」
そういう方にお聞きします。
いつまでコレクターを続ければ目が覚めるのでしょうか。
それは『エンドレスの世界』という落とし穴に、もうそろそろ気付いて下さい。
6項目の真逆とは、こうです。
それぞれの甘ったるい誘惑の正反対を意識するのですから、あまりこと細かに書くのは敢えて控えます。
- 楽して稼げるノウハウなど無し
- 「○○するだけ!」実は膨大な作業量が必要
- 短期間(1ヶ月~半年)で稼げる人はごく一部のみ
- 最初から少ない作業量で済むノウハウなど無い
- メール一通「だけ」で稼げるノウハウなど無い
- 数クリックだけで稼げるほどネットビジネスは甘く無い
それぞれ単純かつ一般常識の範囲内です。
どれもが、きわめて当たり前なことばかりですね。
楽天も創業当時は苦労の連続だった
最後に、国内インターネットビジネス界に君臨する楽天会長の有名なエピソードをご紹介します。これは、知っておいて損はないですよ。
楽天会長の三木谷浩史氏は日本興行銀行からハーバード大学へ留学、MBA(経営学修士)を取得した超エリートです。
そんな彼は、阪神淡路大震災で瓦礫(がれき)と化した神戸市を目の当たりにして、内なる人生観の大きな変化を見て起業することを決意します。
そんな三木谷氏は、創業期には数々の艱難辛苦を乗り越えた事実があります。
1995年わずか2人で会社を興し、インターネット上に一大ショッピングモールを作る構想をぶち上げます。
ところが現実はめちゃくちゃ厳しい。
「そんなもんで儲かるはずないやろ!」
足を棒にしながらの新規開拓で営業に駈けずり周るものの、返ってくるのは激しい罵声を浴びせられるばかり。
結局、一年間に契約までこぎつけたのは、わずか10件ほどだけだったそうです。
足を棒にしながらの新規開拓で営業に駈けずり周るものの、返ってくるのは激しい罵声を浴びせられるばかり。
結局、一年間に契約までこぎつけたのは、わずか10件ほどだけだったそうです。
ハーバード大卒のエリートが、「そんなもの入らん!来るな!」と罵倒され続けてもペコペコ頭を下げながら開拓営業を続ける。
現在の華々しい躍進の裏では、目には見えない苦労がひしめいていたのです。
今でこそ楽天グループは、IT業界の雄に君臨しています。
そんな超大物でさえ、操業当時は、並々ならぬ辛苦を味わってきたのです。
大きな壁をを乗り越えて今があると言うことです。
転じて、情報商材を使ってビジネスを始めようと言う私たちも、まったく同じです。
初めた当初から、誰もが順風満帆に行くものではありません。
初めた当初から、誰もが順風満帆に行くものではありません。
さてさなたは、どう感じましたか。
楽して儲かる・・この言葉の裏側をよく理解する事が大事です。