メモリとストレージの違い!たとえ話で初心者でも分かりやすく説明!

投稿者: | 2024-06-10
メモリとストレージは、どちらもパソコンに欠かせない重要な部品ですが、役割と特徴が大きく異なります。

ここでは初心者の方でも分かりやすいよう、たとえ話を使いながら説明していきます。
では早速いきましょう。

メモリ

メモリ:メモリ机の上の作業スペース
メモリは、パソコンが作業中のデータを一時的に保存しておく場所です。机に例えるならば、作業スペースのようなイメージです。

広さ: メモリの容量が大きいほど、たくさんのデータを同時に扱えます。机のスペースが広いほど、たくさんの書類や資料を広げて作業出来ますよね。

作業の速さ:メモリの速度が速いほど、データの処理が早く出来ます。机が整理整頓されているほど、必要な書類を見つけやすくなり、作業効率はスムーズになりますね。


メモリは、データを高速に処理する必要があるCPU(パソコンの頭脳・脳)と密接に連携しながら動作しています。
CPUは、机に座って作業する人の頭脳、メモリは机の上にある書類や資料ととらえると分かりやすいです。

ちなみにメモリに保存されているデータは、パソコンの電源を切ると消去されます。実際、机の上の書類や資料は作業終了後には片付けるように、電源を切るとメモリ上のデータは消えます。消えずに保存したい場合には、データを上書き保存する必要があるのです。


ストレージ

ストレージ:書類や資料の保管庫 ストレージは、パソコンで作成したデータやダウンロードしたファイルなどを長期的に保存しておく場所です。書類や資料の保管庫のようなイメージです。

容量: ストレージの容量が大きいほど、たくさんのデータを保存出来ます。保管庫は広いほどに、書類や資料をたくさん収納出来るのと同じです。

アクセス速度:ストレージのアクセス速度が速いほど、データの読み書きは早く出来ます。保管庫の整理整頓がキチンとされているほどに、後々に必要となった書類や資料を素早く見つけやすくなり、スピーディに取り出しやすくなるのと同じです。


ストレージには、HDDとSSDの2種類があります。
HDDは従来型のハードディスクドライブで、SSDは新しいタイプのソリッドステートドライブです。

  • HDD
  • 容量あたりの単価が安く、大容量のデータを保存するのに適しているので、書類や資料を大量に保管するのに適しています。
    デメリットとして、HDDはSSDに比べるとアクセス速度が遅く、衝撃に弱いです。
    ですので、データを取り出すのに時間がかかる場合があります。

  • SSD
  • アクセス速度が速く、衝撃に強いというメリットがあります。しかし、HDDに比べて容量あたりの単価が高く、大容量のデータを保存するにはコストがかかります。書類や資料を頻繁に取り出す必要がある場合や、素早いアクセスを求める場合に適しています。

ストレージに保存されているデータは、パソコンの電源を切っても消去されません。
実務と照らし合わせるなら、机上の書類や資料は保管庫にしまっておくように、たとえパソコンの電源を切ってもストレージ上のデータは消えません。

メモリとストレージどれくらいあればベター?

メモリとストレージどれくらいあればベターなのか

パソコンのメモリとストレージ

メモリ(RAM)
  • 4GB
  • 基本的な作業(ウェブブラウジング・メール・ドキュメント編集など)には最低限必要な量
    軽い作業には十分ですが、多くのアプリを同時に開くとパフォーマンスが低下

  • 8GB
  • 一般的なユーザーには理想的な容量
    日常的な作業に加え、軽いマルチタスクや標準的なソフトウェア使用には十分対応可能

  • 16GB
  • パワーユーザー向け
    複数のアプリを同時に使う場合や、グラフィックデザイン・ビデオ編集・ゲームなどに最適

  • 32GB以上
  • プロフェッショナル用途
    高性能な作業(動画編集・大規模データ処理・3Dモデリングなど)やヘビーユーザーにおすすめ

ストレージ
  • 256GB SSD
  • 一般的なユーザーにとっての最低ライン
    OSやソフトウェアのインストールに十分。大量のメディアファイルを保存するには不足する場合あり

  • 512GB SSD
  • 日常使用に加え、ある程度のメディアファイルを保存するには十分
    ほとんどのユーザーにとって理想的容量

  • 1TB SSD
  • 多くのデータやメディアファイルを保存する必要がある場合に最適
    クリエイティブなプロフェッショナルやゲーマー向け

  • 2TB以上
  • 大量のデータを扱うプロフェッショナルやデータ保存が多いユーザー向け
スマートフォンのメモリとストレージ

スマートフォンのメモリとストレージ

メモリ(RAM)

  • 2GB
  • 基本的なスマートフォン操作(通話、メール、SNS、ライトなアプリ使用)には最低限必要
    現在多くのアプリでは、多少パフォーマンスが遅くなる可能性あり

  • 4GB
  • 一般的な使用には十分な容量
    複数のアプリをスムーズに動作させるに適す

  • 6GB
  • マルチタスクやゲームなど、より重いアプリケーションをスムーズに動作させるために十分な容量

  • 8GB以上
  • ヘビーユーザーや最新の高性能スマートフォン向け
    重いアプリやゲームやマルチタスクにも対応可能

ストレージ
  • 32GB
  • 最低限の容量
    基本的なアプリや少量のメディアファイルを保存するのに適す
    直ぐにスペースが不足する可能性あり

  • 64GB
  • 一般的な使用には十分
    アプリ・写真・音楽を適度に保存可能

  • 128GB
  • 多くのユーザーには理想的容量
    大量の写真・動画・アプリを保存するのに最適

  • 256GB以上:
  • データ保存が多いユーザー向け
    大量の高解像度写真・動画・アプリをゆとりを持って保存可能
メモリとストレージの役割と違い

メモリとストレージの例

メモリとストレージの役割と違いをより理解するために、具体的な例をいくつかご紹介します。

  • Webブラウザで複数のタブを開いている場合:
  • 各タブで表示されている内容は、メモリに一時的に保存されています。

  • Wordで文書を作成している場合:
  • 作成中の文書は、ストレージに保存されています。

  • 動画を視聴している場合:
  • 動画データはストレージに保存され、再生中は必要な部分がメモリに読み込まれて表示されます。

  • ゲームをプレイしている場合:
  • ゲームデータはストレージに保存され、プレイ中は必要な部分がメモリに読み込まれて処理されます

メモリとストレージの違い/まとめ

最初にお伝えしましたように、メモリとストレージは役割と特徴が大きく異なります。どちらもパソコンにとっては重要な部品でありイメージがよく似ているのですが、正確には違うのです。

メモリは、作業中のデータを一時的に保存する場所⇒机の作業スペース
ストレージは、データを長期的に保存する場所⇒書類や資料の保管庫

それぞれの役割が把握出来ると、今後のデジタルライフは格段にパワーアップする事でしょう。

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